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【背景】
働き方改革関連法によって2024年4月にはトラックドライバーの労働時間に上限が設定され、より一層の生産性向上・効率化が求められています。 ドライバーの労働環境は長時間労働の常態化、さらには人手不足、高齢化など様々な課題を抱えています。 これに対しDRIVEBOSSでは、発荷主、着荷主、委託(利用運送)先と結んだ様々な条件を考慮し、効率的なルートを自動作成することで、 車両や待機時間の削減、配車担当者の業務効率化に貢献します。
【ポイント】
■ドライバーの待機時間・残業時間を削減します
配送先や車両などの条件を考慮した上で、走行時間が短くなるようAIが自動で配車計画を作成します。 効率的な配送ルートにより、待機時間や残業時間の削減に貢献します。
※画面は開発中のため変更となる可能性があります。
■配車担当者の業務負担を軽減します
マスタデータとして、配送先、車両、ドライバーなどの情報を事前に登録しておくことで、 経験の浅い配車担当者でも配車計画を作成可能です。配車計画作成にかかる時間の削減もサポートします。
※画面は開発中のため変更となる可能性があります。
■カーボンニュートラルに貢献します
政府は2050年までに脱炭素社会の実現を目指すとし、官民ともに対応が加速しています。 DRIVEBOSSは効率的な配車計画で、稼働車両の削減や走行時間の短縮に貢献します。温室効果ガス排出量削減や環境負荷の軽減に寄与します。
【導入効果】
現在、株式会社丸野(本社:長崎県長崎市)の協力のもと、さらなるサービス向上に向け推進しています。 株式会社丸野では配車担当者が複雑な条件を記憶し、それをもとに配車計画を作成していましたが、 経験豊富な担当者でも配車計画を作成するのは時間が掛かり効率化の方法を模索していました。
一部の業務についてDRIVEBOSSの効率配車AI技術による複数回のシミュレーションを実施した結果、条件次第では 配車計画の作成時間を約1時間削減し、さらにドライバー1人当たりの配送所要時間も約2時間短縮できることを確認しました。 また、走行距離や車両台数も削減できることがわかりました。 DRIVEBOSSでは車両を可能な限り削減する「削減モード」と、車両の台数は変更せず各車両が効率的に配送できるよう計画を作成する「固定モード」の2種類のモードを用意しています。 各業務の状況に合わせて変更可能な為、営業活動での提案にも活用できると評価を頂いています。
株式会社丸野でのシミュレーション結果の詳細は以下の通り
※シミュレーション時の条件:27~29台の車両、116~119件の配送業務の3配送日の平均値。ルート計画の作成は1人で行った場合。
パナソニック カーエレクトロニクスは今後も、効率配車AI技術とサービス・サポート力を組み合わせ、 物流業界の課題解決と新たな価値を提供し続けます。
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